造り付け本棚リフォームとは
造り付け本棚リフォームは自分の好きな素材やデザインで、その空間にぴったりの物ができることです。既製品ではできないことができるということが、大きな魅力です。
造り付け本棚のメリットは、スペースに合わせて収納をが作ることができる点です。たとえば、天井の梁や壁の柱に、階段下といった凸凹のあるところでも、スペースに合わせてぴったりと作ることができます。
また、色やデザイン、素材を自由に決めることができ、樹種や木目の見せ方によってイメージを決めることができます。たとえば、手持ちの家具とデザインや色を合わせることも可能です。
造り付け家具は、基本的に動かせないので、地震の時でも倒れてこないということになり、地震対策にもなります。
造り付け本棚をつくるためには、広いスペースが必要です。
まず蔵書の量を把握しましょう。たとえば、240冊前後のハードカバーの本を収納するのに、幅0.8m×高さ1.8mの書棚が必要であった場合、約1000冊前後を収納なら、幅2.7×2.4メートルが必要、ということになります。少なくとも一間半(約2.7m)、可能なら二間幅(約3.6m)の壁面を使うつもりで考えましょう。
シンプルな書棚でも、大量の本を収納するためには広いスペースが必要なので、場所選びやデザイン、仕上げ材選びは大切です。場合によっては、圧迫感を感じてしまうこともあるので慎重に選んでください。
造り付け本棚リフォームのポイントとしては、できるだけスッキリと見せることが大切です。
注意したいことは、できる限り将来のライフスタイルの変化を予測してプランニングすることです。建物と一体化した家具なので、後で場所を変更したり、大きさの変更などは難しいため、余裕をもって収納スペースを確保したり、可動できる工夫をしておくとよいでしょう。
かかる費用は、作り方によって金額に差が出ます。現場の寸法に合わせてオーダーすると、かなりの金額になる場合もあります。