窓にも性能があるって知っていましたか?【みんなのリフォームマガジン】

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窓にも性能があるって知っていましたか?

  • 2015月06月02日更新
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エネルギー問題がニュースで取り上げられない日はないほど、エネルギーについては多くの人が関心をもつようになりました。とくに省エネについては住まいのみならず、様々な分野で新商品や改善策が出ています。
実際に住まいにおいては、省エネ住宅・スマートハウス・長期優良住宅・ゼロ円住宅など住まいの省エネ性能を謳うものが多く出てきています。というのも2020年に住宅の省エネ義務化基準が変わり、すべての住宅においてある一定の省エネ基準を満たすことが義務化されるからです。

性能が高い窓

壁・床下・天井裏の断熱方法については各メーカー独自のこだわりやノウハウがありますが、窓については共通して高性能化が進んでいます。例えば、従来は一般的であったアルミ枠の窓から樹脂製の窓枠、アルミ樹脂複合の窓枠、木製の窓枠が増えています。ガラスについても従来はガラス一枚の単板ガラスであったのが、最近ではガラスニ枚のペアガラスが標準になってきています。さらに遮熱タイプのLow-Eペアガラス、ペアガラスの間が真空状態になっていて断熱性能が高い真空ペアガラス、ガラス三枚のトリプルガラスまで商品化されています。
住宅エコポイントの普及で既存の窓の内側にもう一つ窓をつける内窓・二重サッシも人気になっています。

なぜ窓が大事?

なぜ、窓の性能を高めることが住宅の省エネ化につながるかというと、冬場に家を暖房などで暖めたとしてもその熱は50%ちかくが窓から逃げていきます。夏場は外の熱気が70%ちかく窓から入ってきます。夏も冬も窓から熱の出入りが多いため、冬場の暖房効率を高めるためにも、夏場の遮熱または冷房効率をたかめるためにも、窓の対策が省エネには欠かせないという訳です。

どれくらい効果がちがうの?

実際にアルミの枠と樹脂製の枠、木製の枠で比較すると、アルミに比べて樹脂の熱伝導率は1,000分の1になります。
アルミと木製を比べると1,800分の1になります。これだけ熱を伝える力が異なるため、アルミ枠では冬場に起こる結露が樹脂や木だと起こりにくくなるのです。もちろん、ガラスでみても一枚よりは二枚の方が断熱効果は高く、二枚の間がただの空気より真空になっている方が断熱効果は高くなります。
こう考えると窓を選ぶ基準って大切になりますよね?

窓の性能値

実はそれら窓の性能についての評価を示す基準があるのです。
その基準を熱貫流率と言い、U値という表記でその性能値が示されています。
熱貫流率とは、壁や窓などの建物の部位の熱の伝わりやすさを表したものです。
値が小さい程、熱の伝わりが少ないことを示し、断熱性能が高いということを表します。
例えば、アルミ枠+単板ガラスの場合U値は7.0を超えます。
これをアルミ樹脂複合枠+ペアガラスの場合U値は3.5くらいになります。2倍の性能ということです。
そして、樹脂枠+トリプルガラスの場合U値は1.2レベルになります。木製+トリプルガラスの場合U値は1.0を下回ります。U値は数値が低いほど性能の高さを示しますから、過去に主流であったアルミ枠+単板ガラスとこれから普及していく樹脂枠+ペアガラス(またはLow-Eガラス)などと比べてその効果の差は歴然となる訳です。

これからリフォーム・リノベーションで窓交換を検討しているなら窓を選ぶ基準はもう大丈夫ですよね?
夏は涼しく、冬は暖かい住まいづくりを目指すなら窓性能を上げることは不可欠です。

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