戸建リノベーションの注意点と見積り【みんなのリフォームマガジン】

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戸建リノベーションの注意点と見積り

  • 2015月06月04日更新
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戸建リノベーションで注意する点は、構造の劣化有無や耐震性になります。マンションと異なり、戸建は自主管理となりますから売主の管理が行き届いていると状態は良く維持されていて、逆に管理が行き届いていないと目に見えないところに劣化が生じている可能性があります。そして、その管理の有無に関係なく中古物件の金額が査定されているということに注意が必要です。
中古戸建はほとんどの場合、土地の評価の割合が高く、建物の評価は低くなります。せっかく購入を決めた物件に後から構造の劣化が発見されてしまうと不安になります。購入を決める前にしっかりと調査し、現状把握をした上で納得のいく物件を選択し購入することが賢い判断になります。事前に見つかった劣化についてはリノベーションで改修・改善できるのでご安心ください。事前に状態を把握することでリノベーション費用もおおよそ把握できるので、物件+リノベーションの総額を
算出し、賢い物件購入をしましょう。

構造の劣化有無

住宅メンテナンスの管理不足の中でも特に、外装メンテナンス不足による雨漏れ、壁内結露と言われる外周の壁内に発生する結露によるカビや柱などの腐朽、床下などのシロアリ被害については素人が見てもよく分かりません。
場合によってはリフォーム会社の担当者ですら分からないことがあり得ます。
そのため、購入前に過去の管理状況(リフォーム履歴)や物件の事前調査が必要になります。
その際に、売主側からすると自宅を事前調査されることに抵抗を示されるかもしれないという不安を抱く方もいますが、中古物件の引渡において「隠れたる瑕疵(雨漏れ・シロアリ)は売主が責任を負う」とありますから、事前調査することは実は売主にとってもメリットになります。なぜなら、中古物件は本来「現状引渡」のため不具合を修繕する必要が発生しないからです。
瑕疵を知らずして売却し瑕疵責任を負うよりも、現状を明確にしてお互いが納得して現状引渡した方がリスクは少ないとも言えるからです。

耐震性

耐震診断については最近は大きなトラブルは減少傾向にあります。それは、評点や耐震診断費用が築年数からおおよそ算出できること、耐震についての意識が全体的に高まっていること、またリフォーム会社も耐震工事について中古戸建の場合はほぼ実施する傾向があることが要因として挙げられるでしょう。
とはいえ、自宅を購入するにあたって、現状把握と耐震性能改善工事の内容について把握しておくことは重要なのでリフォーム会社の提案を自分でしっかりと確認する必要があります。

見積り

リノベーションをする際に、間取り・内装・水廻りの使い勝手などのイメージしやすい部分が優先されることが多いです。
しかし、住宅は命を守る構造部と健康を守る住宅性能という目に見えない要素が非常に重要です。そのため、構造劣化の有無や耐震性は事前に確認してもらう必要があります。
後から見積りとして追加されてしまうとリノベーション計画の大幅な見直しが必要になります。

インスペクション

購入を決める前にしっかりと調査し、現状把握をした上で納得のいく物件を選択し購入することが賢い判断になります、と先ほど述べましたが、その調査のことを「インスペクション」と言います。
リフォーム会社でインスペクションを強化する動きが出ているとともに、インスペクションに特化した専門会社も出てきています。特に専門のインスペクション会社の調査方法・調査報告書は誰が見ても分かりやすく、その調査報告書を基にリフォーム会社が該当箇所をしっかりリフォームすることでお客様にも安心となります。
もちろんリフォーム会社のインスペクションでも大丈夫ですが、会社の規模によって調査方法の質が異なるという点に注意が必要です。
インスペクション専任者が対応する会社もあれば、担当の営業パーソンが対応する会社もあります。
どちらに良し悪しがあるとは言い切れませんが、出てくる調査報告書の内容に信頼ができ、リフォーム提案にその改善が盛り込まれているかどうかを確認することが大切です。

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