お風呂をバリアフリーにする際の基礎知識【みんなのリフォームマガジン】

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お風呂をバリアフリーにする際の基礎知識

  • 2015月06月22日更新
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寒い日や疲れた時にゆっくり湯船に入って温まり疲れを取る。清潔は勿論のことですが、こういった癒しのひと時というのも日本の入浴文化の特徴です。しかし、高齢になると段差でつまずいてしまう・濡れた床で滑ってしまう・浴槽をまたぐのが辛い・浴室が寒いなど、脱衣所や浴室には危険がいっぱい潜んでいます。そこでこういった危険を回避するために、お風呂をバリアフリーにする際の基礎知識をご紹介します。

浴槽の選び方

まず一番肝心の癒しの場ともなる浴槽の選び方ですが、高さ選びがポイントになります。足が上げにくく浴槽がまたぎ辛いからといって、落とし込みタイプの浴槽を選んでしまうと、浴槽の高さが床面と同じ高さになってしまい床面と浴槽の底に段差ができ、高齢者や小さな子供には危険です。その点、半埋込みタイプの浴槽だと床面から30センチ~50センチと適当な高さがあるので入りやすいです。また、腰かけスペースがある浴槽だと腰をかけてから入浴が出来るので更に安全に出入りすることが出来ます。浴槽底に滑り止めがあるものもあります。

手すりを設置する

入浴中は思っている以上に立ったり座ったりといった動きをする事が多くなります。浴槽の出入りや、洗い場で体を洗う時、シャワーを浴びる時など手すりがあるのと無いのとでは労力にも差が出てきますし、浴室での転倒を防ぐのにも効果的なのが手すりです。
手すりを付ける箇所は、体格や利き手などによっても変わってきます。きちんと打ち合わせを事前に行い、的確な場所に設置するようにしましょう。

段差をなくす

脱衣所と洗い場の間に段差があると、つまずいたり転倒したりする原因になります。しかし、脱衣所と洗い場の高さを同じにしてしまっては排水が脱衣所に流れ出てしまう危険性が。そうならないように、グレーチングを設置し水はけを良くします。

滑らない床材を使用する

浴室で最も危険なのが転倒による事故です。グレーチングを設置し水はけを良くするだけでも転倒防止にはなりますが、水だけではなく石鹸類なども滑りやすい要因のひとつです。今では床材の表面に凹凸のついた防滑性の高いものや、床面を早く乾燥させるもの、床面が温かいもの、クッション性があるものなど多岐にわたった床材があります。

ヒートショック対策

温かい部屋⇒寒い浴室⇒温かい浴槽といった、短時間のうちに急な温度変化が起こることによって血圧が急激に上昇・下降を引き起こす事をヒートショックと言います。ヒートショックは特に冬場に多く、血圧が上昇することで心筋梗塞などを引き起こして突然死を招いたり、血圧が低下することによって脳貧血やめまいを引き起こし浴槽で溺れるといった事故を招いたりします。そんな危険を防止する為にも浴室や脱衣所に暖房機器を設置したり、温かい床面を使用し部屋と浴室との温度差をなるべくおさえましょう。
またこういった非常時用に非常ブザーなどを設置しておくのも安心です。

せっかくの癒しの場であるお風呂で事故を起こさないためにも、バリアフリーにすることで安心して入浴することが出来ます。ご自宅のお風呂がバリアフリーかどうか、基礎知識を元に照らし合わせみて下さい。

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