トイレの介護リフォームに必要なこと【みんなのリフォームマガジン】

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トイレの介護リフォームに必要なこと

  • 2015月07月10日更新
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高齢社会の突入とともにバリアフリーリフォームや介護リフォームが以前に増して注目を集めております。
しかし、いざバリアフリーリフォームをするとなっても何から手をつけていけばいいのかな?
まだ必要ではないのだろうか?となかなか踏み込めないことが多いのが現実です。

最も手をつけやすく、いま実施しても十分メリットが高いリフォーム箇所は、毎日使用するところで、かつ自分一人で行なえる必要があるところ・・・そうトイレです。
もしトイレリフォームをする機会があるのでしたら、将来の介護に備えていまからバリアフリーリフォームしておくことをお勧めします。

では、トイレのバリアフリーリフォームでは具体的にどのようなことをやっていけばいいのでしょうか?
まずは、入り口の段差解消、壁の手すり取り付けといったところがあります。

段差解消

廊下からトイレに入るとき、2〜3センチほど段差があることが多く、この段差がつまずく原因になります。
またトイレ内が廊下よりも5センチ程度低くなっている場合もあります。
この段差を解消するためには、段差になっている敷居の撤去・補修が必要になります。その際に扉の下にすき間が出来てしまうので扉を新しくすることもあります。そのため、もし扉を交換するのであれば、内開き扉であれば外開きに変更しましょう。なぜなら内開きの場合、中で人が倒れた時にぶつかって開かなくなってしまうからです。また丸いドアノブタイプよりもレバーハンドルタイプの方が負荷は少ないためお勧めです。
そして廊下との条件が合えば出来るだけ引き戸の方がよいでしょう。既存の枠をそのままでも引き戸に変更できるアウトセット引き戸というタイプもあります。廊下との条件やカギの取り付けなど工事についてはリフォーム会社に相談してみてください。

手すり取り付け

早めに手すりを取り付けることも重要ですが、何よりも重要なのは後からでも手すりを取り付けられるように壁の下地補強をしておくことです。手すりには体重を支える強度が必要になるため、通常の壁よりも手すりをしっかりと止めておける強度が必要になります。一度壁紙を貼ってしまうと後から壁の下地補強をするのは壁紙貼りの二度手間になってしまうため内装工事が絡む時には事前に壁の下地補強をしておくことが必須です。
これは、要介護となり手すり取り付けが必須になった時、身長や介護状態によって取り付ける手すりの高さや種類が変わってくるからです。いま取り付けた手すりが実際に必要となった時にあまり効果を発揮しない高さに取り付いていたとなると大変です。その時の状況に応じてどうにでも対応できるようにしておくことが何よりのバリアフリー化なのです。
また、最近では肘掛けを兼ねて奥行きの浅いカウンターと手すりがセットになった商品もあります。
これですと見た目のデザイン性もあり、機能的にも優れています。もちろんカウンター部分には小物などをディスプレイすることができるのでオシャレ度もアップします。
先にカウンターだけつけておいて将来的に必要になってから手すりを追加することもできるのでトイレのインテリア性と兼ねて今から検討していくといいでしょう。

いまからの備え

要介護状態でトイレを使う場合、もっとも大変な作業がおしりを拭く作業になります。サポートが必要になったときにも双方とても大変な作業になるため洗浄便座機能と温風乾燥機能は付けておいた方がよいでしょう。
また、可能であればトイレ内部のスペースを広げられるかどうか検討してみるのも大切です。手洗い器についても便器の上ではなく、手前側に別途設置できるかどうか、壁内スペースを有効に利用できないかどうかもリフォーム会社に相談しておくとよいでしょう。壁内スペースとは、柱と柱の間は空間になっており、柱の太さが10センチ程度ありますから、そのスペースを上手く活用できると手洗い器スペースの奥行き分が少し余分に生まれます。

最近の便器は節水タイプになっているので、トイレの利用回数によっては、いま交換しても水道代の節約というメリットがありますので、ぜひ検討してみるとよいでしょう。

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