長期優良住宅とは何か?【みんなのリフォームマガジン】

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長期優良住宅とは何か?

  • 2015月08月06日更新
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長期優良住宅とは長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅のことです。2009年(平成21年)6月4日に長期優良住宅の促進が施行されました。この長期優良住宅の促進は、主に3つの目的があります。
①住宅の解体や除去に伴う廃棄物の排出を抑制し環境への負荷を軽減するという環境問題に貢献する。
②建て替えによる費用の削減によって国民の住宅に対する負担を軽減する。
③点検やリフォーム、中古住宅の売買等のストックビジネスを育成する。
「いいものを作って、きちんと手入れして、長く大切に使う」(国土交通省告示第二百八号より)という社会へ移行するために長期優良住宅に対する認定基準を設け、その条件をクリアしている住宅が「長期優良住宅」と名乗ってよいわけです。

認定基準の概要 

大きく分けて9つの性能項目があります。各性能項目の基準を満たすように住宅の建築計画や維持保全計画を明確にし、所管行政庁(建設地によって異なります)の認定を受ける必要があります。そこで認定を受けた計画に従って建築、維持保全をしなければいけません。

1,劣化対策 
数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること。構造躯体(建築構造の骨組み)が少なくとも100年継続使用できる措置がとられていなければならない。

2,耐震性 
極めて稀に発生する地震(数百年に1度)に対し、継続利用のための回収の容易にするため、損傷レベルの低減を図ること。大規模地震による変形を一定以下に抑制する措置を講じる。

3,維持管理・更新の容易性 
構造躯体に比べて耐用年数が短い内装・設備について、維持管理(給排水管などの点検、掃除、補修、更新)を容易に行えること。

4,可変性 
居住者のライフスタイルの変化等に応じて(設備配管の変更などを伴う)間取りの変更がしやすくなっていること。

5,バリアフリー性 
将来バリアフリー改修に対応できるように、共用の廊下、階段、エレベーターの開口幅等の必要スペースを確保できていること。 

6,省エネルギー対策 
必要な断熱性能などの省エネルギー性能が確保されていること。(省エネルギー法に規定する平成11年省エネルギー基準に適合すること)

7,住居環境 
地域の街並みに調和していること。良好な景観の形成その他の地域における居住環境の維持及び向上に配慮されたものであること。

8,住戸面積 
良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること。戸建ては75平米以上。共同住宅は55平米以上。少なくとも1つの階は40平米以上(階段部分を除く)

9,維持保全計画 
建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修等に関する計画が作られていること。計画に記載すべき項目は①構造耐力上主要な部分②雨水の浸水を防止する部分及び④給水・排水の設備についての点検の時期、内容を決めておく。少なくとも10年ごとに点検すること。

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