壁の断熱リフォームってどうすればいいの?【みんなのリフォームマガジン】

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壁の断熱リフォームってどうすればいいの?

  • 2015月08月22日更新
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 断熱について考える時、「省エネ」という言葉が思い浮かびますよね。しかし、断熱化するメリットは省エネだけではありません。例えば、冬場に家の中で暖房を使用すると、熱とともに水蒸気がたくさん出ます。その水蒸気が冷たい壁に触れることで結露し、そこからカビの発生につながります。ですが、断熱化することで、壁の表面温度が上がるので結露しにくくなり、カビを抑制することができます。このように、メリットの多い壁の断熱について、どのような方法があるのかをご紹介したいと思います。

◆充填断熱とは

 これは、壁の中に断熱材を施工する方法です。柱と柱の間に断熱材を充填しシートで防湿する工法です。つまり、「外壁➡透湿防水紙➡断熱材➡透湿気密フィルム➡内壁」という構造になります。この構造により、室内の暖かく湿気を含んだ空気が断熱材に侵入するのを防止しています。万が一侵入しても透湿気密フィルムで止めることになります。それでも侵入した湿気は、透湿防水紙から屋外に排出されます。したがって、防湿気密フィルムは不可欠な機能なのです。

◆外張断熱とは

 これは、壁の外側に断熱材を施工する方法です。柱と柱の間の部分は空間になります。つまり、「外壁➡透湿防水紙➡断熱材➡防湿気密フィルム➡空間➡内壁」という構造になります。この構造は、プラスチック断熱板を貼るので、湿気の侵入の心配はありません。また、木材が断熱面を分断することもありません。

◎どちらが優れているの?

 実は優劣はありません。壁の断熱性を評価するのに一番わかりやすいのが、R値というものです。Rというのは抵抗値ですから、値が大きいほど熱が逃げにくい優れた断熱材だということになります。構造ではなく、断熱材の性能のR値を高めることが大切なのです。

◎コストは?

 問題なのがコストです。コスト的には外張断熱材の方が高いです。その為、どうしてもコストを抑える為に薄い断熱材で済ませようと言うことになり、結果的に断熱効果が失われてしまいます。

 どちらの断熱材がいいのかという話になると、「充填断熱材は水を吸ってぐちゃぐちゃになる」「外張断熱材は火災時に有毒ガスを出す」というような話を耳にするかもしれません。それはどちらも子供の喧嘩のような話です。比較することはとても大切なことです。ましてや、これから住み続ける家に関することとなればなお更のことです。とにかく、断熱材に関してはR値を高めることを念頭に考える必要があるということを言いたいと思います。

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