
キッチンメーカーのショールームに並ぶシステムキッチンも素敵だけれど、どうもイメージと違う、我が家のキッチンに合ったサイズがない、とお困りの方も意外といらっしゃいます。そういった方には造作キッチンがオススメです。造作キッチンとは、オーダーメードキッチンのことで、大きさや形などを自由に決めることが出来ます。オリジナリティを追求したい方や、外国製の機器を取り入れたい方たちにもニーズがある造作キッチン。しかし、システムキッチンのように規格が決まっている訳ではないので、設置する際には様々な点に注意しなくてはいけません。今回は、造作キッチンをリフォームで設置する場合の注意点を紹介します。
コストがかかる
一番の注意点が費用面です。大量生産されているメーカーのシステムキッチンに比べ、ひとつひとつ手作業で作られる造作キッチンは費用がかかってしまいます。コスト以上のものが出来上がるように、綿密に業者と打ち合わせを行うようにしましょう。
メンテナンスが必要
使用する素材によっては、日々のメンテナンスが必要になってくる場合があります。メンテナンスが思った以上に大変で後悔することのないように、事前にどういったメンテナンスが必要なのかを把握しておくことが大事です。メンテナンスを怠り、せっかく手に入れたキッチンの寿命が短くなってしまうことがないようにしましょう。
イメージが明確ではない
何となく造作キッチンの方がオシャレで個性的だから…と、具体的なイメージや案も無いまま設計担当者任せにしてしまうのはいけません。出来上がったキッチンが好みに合わなかった、使い勝手が悪い、といった事態になる可能性があります。具体的なイメージや希望が無い場合は、キッチンメーカーのシステムキッチンを設置する方が無難です。
機能性を考慮する
外国製のキッチン機器を取り入れたりデザイン性を重視したりした結果、機能性や安全性に配慮の足りないキッチンになってしまうことがあります。造作キッチンのメリットは、収納や使い勝手などを自分好みに作れることです。機能面も考慮したプランニングを行いましょう。
注文後のキャンセルは不可
既成品で良いものを見つけてしまった、他の箇所のリフォームに予算を掛けたくなったので造作キッチンをやめたい等、キャンセル出来ないか相談される方が時々いらっしゃいます。既に材料の発注や製作が済んでいる、造作キッチンなので他のお客さんのニーズに合わず販売することが困難であるといった理由から、注文後のキャンセルを受け付けている業者は少ないです。但し、条件によってはキャンセル可能な場合もあります。こういったトラブルを避ける為にも、プランニングは入念に行うようにしましょう。